今期の気になるアニメ2011冬 [アニメ]

今期の気になるアニメメモ。順不同にて。

■これはゾンビですか?
間が独特。エフェクトやアクション、音楽は割と硬派な作りなのに、やっている内容がどことなくずれていくのが可笑しい。

■夢喰いメリー
山内監督の美意識で統率された画面が格好良い。寄るべきところからさらに一歩踏み込んで寄る大胆なアップと、説明のために間をつなぐワンカットを省くブツ切りのカットの多用で、三半規管がカクテルされる酩酊感。背景美術がピンポイントでリアリスティックなのがアクセントになっている。メリーの目が羊の目になっているのも面白い。

■まどかマギカ
新房監督と梶浦サウンドの組み合わせが、コゼットの肖像を思い出させる。そこに虚淵脚本が加わったとあれば、キャラデザがひだまりスケッチでも油断ならない。OPで主人公の笑顔がほとんど描かれないのが不穏。アニメ絵そのものの気持ちよさをデザインとして突き詰めた演出は、他の追随を許さない。

■ドラゴンクライシス!
主線を省いた絵が綺麗。冒頭で空の冷蔵庫を主人公が開けるシーンがあるが、最後に、同居人が増えたところで、冷蔵庫がちゃんと埋まっている。シーンを説明、あるいは記号として処理してしまわない、こういう細かい演出が心憎い。

■君に届け2
第一期からの継続視聴。

■放浪息子
大人になる準備を整える中学生という年頃。成長する自分自身を持て余し、感情と行動を制御できないアンバランスさが痛々しく、切ない。淡い色調と柔らかい描線で描かれたキャラクター。一方の背景美術もファンタジックなタッチで描かれながらも、重くて硬い。両者の対比で、人物の行動がふわりと現実から浮上し、夢うつつの曖昧な領域へと見る者を誘う。
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